日本豆乳協会公式マスコットキャラクターのちょうせい豆乳くんが、当社の虎ノ門オフィスに遊びに来てくれました!

ちょうせい豆乳くんは、豆乳のPRのためにさまざまな活動をしていますが、3月の始めに突然、3月27日(日)の佐倉朝日マラソンで42.195キロを完走することができなければ、キャラクター活動を引退することを発表しました。
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▲日本豆乳協会公式マスコットキャラクター ちょうせい豆乳くん

なぜ一度も挑戦したことがないフルマラソンにキャラクター人生を賭けようと思ったのかを、お聞きしようと思っていたのですが……あれっ??? 肝心な豆乳くんがいない?! 

同行しているマネージャーのあべさんによると、ついさっきまでは一緒だったそう。取材前にどこかに行ってしまうとは、自由奔放な豆乳くんらしいですね。

聞くところによると、あべさんは豆乳くんと同じくらい、いやいやそれ以上に豆乳くんの気持ちを理解しているのだとか。それならばと、まずはあべさんにお話を聞かせていただきました。
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▲ちょうせい豆乳くんマネージャーのあべさん

●笑ってもらえることが何よりもうれしい

―――まず、ちょうせい豆乳くんのご紹介をお願いします。

あべマネージャー(以下、あべマネ): 日本豆乳協会公式マスコットキャラクターのちょうせい豆乳くんです。おいしい豆乳をたくさんの人に飲んでいただけるよう、土日を中心にご当地キャラが集まるイベントなどに参加してPR活動を行っています。まだキャラクターの仕事だけでは食べていけないため、平日は私が経営している秋葉原のカフェ「issa」でアルバイトをしています。


―――豆乳くん誕生のきっかけを教えてください。

あべマネ: 「issa」は、もともとは日本茶のカフェでした。日本茶以外にも和のドリンクをお出ししたいと考えていたとき、試しに4種類の豆乳ドリンクをメニューに加えたところ、瞬く間に人気メニューとなり、これをきっかけに豆乳カフェとなりました。それが、4年くらい前のことです。

日本茶だけだった頃は、あまりうまくいっていなかったのですが、豆乳メニューを追加してからは、mixiの豆乳コミュニティで話題となったことなどもあり、たくさんのお客様に来店していただけるようになりました。それでなんとかやっていくことができたので、豆乳に恩返ししたい、何かこの業界を盛り上げられることはないかと思い、最初に「とうにゅうの歌」を作りました。歌を考えているとき、キャラクターが踊っているようなイメージが浮かび、そこから豆乳くんが誕生しました。

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▲豆乳カフェ「issa」は、秋葉原駅から徒歩5分のところにある。
写真は、ブルーベリーヨーグルト(380円)とシーフードビビンバ(630円)。


―――豆乳協会からは、いつ公認されたのですか?

あべマネ: 2012年7月11日です。ある程度形になってから、「やらないでほしい」といわれたら悲しいので、活動を始めてすぐに豆乳協会に許可をいただく連絡をしました。とてもよい方で、その場で「公認でやっちゃおうよ」と仰っていただきました。


―――豆乳協会のイベントにも出演されていますか?

あべマネ: はい。ただ最近はあまりなくて年に2回くらいですね。先日、(豆乳を製造している)キッコーマンの社内運動会に参加しました。応援団で呼ばれたのですが、豆乳くんは競技にも乱入して社員のみなさんと一緒に汗を流しました。子供たちもたくさん来ていましたが、豆乳くんは子供たちに大人気でもみくちゃにされていました。豆乳くんは、子供たちの心を掴むのがうまいんです。子供は、「やらないで」ということをやりたがるんですよね。「引っ張らないで」というと引っ張る。「押さないで」というと押す。体力はすごく消耗したようですが、豆乳くんも楽しかったみたいです。

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▲虎ノ門ヒルズ正面にて


―――活動をしていてもっともうれしいことを教えてください。

あべマネ: たくさんありますが、やっぱり笑ってもらえるとうれしいですね。以前は、「ふなっしーみたいになりたい」と思っていましたが、豆乳くんはそのポジションではないということに気づきました。盛り上げ役なんですよね! だから、お客様が笑ってくれれば、汚れ役でも何でもやりたいねとよく2人で話しています。


―――反対に大変なことはどんなことですか?

あべマネ: ほとんどないですね。地方のイベントに参加するときは、始発に乗ることも多いので、体調があまり良くないときは「頭が痛いな」と思うことはありますが、大変だと思うことはありません。


―――辞めてしまいたいと思ったことはありませんか?

あべマネ: ないですね。可能な限り、続けたいと思っているようです……あっ! 思い出しました。辞めたいと思ったわけではないですが、ネットで悪く書かれているのを見るのがつらいと言っていました。事実ならまだ良いのですが、的外れなことも多くて……豆乳くんは破天荒な性格ですが根暗なので、すごく傷つくみたいですね。見なければ良いのですが、心が弱いんですよ。見ない勇気というのか、無視する強さがないんです。まあ、稼いでいれば「有名税だから仕方ないよ」と言えますが、豆乳くんは稼いでいませんからね……

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▲豆乳くんについて語るあべマネージャー


●マラソンを始めたのは、夢を叶えることについて考えてもらいたかったから

―――2月末に参加された「深谷シティーハーフマラソン」は、いかがでしたか?

あべマネ: ペース的にも悪くなく、体力的にも余裕があり完走する自信はあったのですが、トイレに行っていたら思いのほか時間を使いすぎてしまったみたいで……10キロの関門を制限時間内に通過することができませんでした。10キロ地点で「はい、ストップ!」と言われたとき、豆乳くんは状況をすぐに理解できなかったようで、やっと理解したときには悔しさから、「まだ走れるよーー!!!」と叫んでいました。


―――それは、悔しいですね……

あべマネ: 理由はもう1つあります。昨年は完走しているのですが、そのときは伴走してくださった方がいて、その方に時間を見てもらっていたのですね。今回は、1人で走っていたから時間がわからず、悔いが残る結果となってしまいました。その日、豆乳くんは、秋葉原に戻ってきてからさらに皇居の周りを走りました。皇居は1周5キロなので、深谷で走れなかった分を返すかのように2周していました。そのときのタイムは、歴代2位。トイレさえなければ、いけたんだと思いました。

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▲虎ノ門ヒルズオーバル広場にて


―――3月27日(日)の佐倉朝日マラソンで完走できなければキャラ活動を引退すると発表されました。なぜ、キャラ人生を賭けてフルマラソンにのぞもうと思われたのですか?

あべマネ: 走ろうと思ったきっかけは、みんなに夢を叶えることについて考えてほしいと思ったからです。夢を叶えるのは、とても大変なこと。叶えるためにはすごく努力をしなくてはならないけど、努力しても必ず叶うわけではない。「報われるか報われないかわからないことのために努力しなくてはならないことは、これだけ大変なんだよ」というのをわかりやすく届けられることが、42.195キロだと思ったようです。

それを伝えたくて、伝えたい想いがあったからこそ走ろうと思ったのですが、ここ最近豆乳くんのなかで迷いといいますか、「どうして走っているんだろう?」と思うようになってしまったみたいです。こんなにつらいことをしているのに本当に伝えたい人には伝わっていない……伝わらないことのつらさから、「なぜ走っているんだろう?」が「なぜこんなに苦しい思いをしているんだろう?」に変わって、多分、このままでは完走できないと思ったのでしょうね。だから、何かを賭けないといけないと思い、豆乳くんにとっては命を賭けるに等しいこと、キャラ活動を賭けて走ることにしたようです。これまでは、自分を見てくれている人のために走っていたのが、今は、自分のなかでの答えを見つけるために走っているのではないかと思います。


―――マラソンは、いつから始めたのですか?

あべマネ: 1年半くらい前からですね。1年前の10キロマラソンが初めて参加した大会なのですが、その2~3ヶ月前にトレーニングを開始しました。


―――1年半でフルマラソン、すごいチャレンジですね。

あべマネ: トレーニングを始めたときは、1キロも走れませんでした。豆乳くんは、もともと走ることが大嫌いなので、よくやるなと思って見ていました。でも、スポーツが得意で走ることが大好きな人が、少し頑張ればできそうなことをやっても夢なんて伝えられないですよね。豆乳くんのように、一見不可能だと思うことを乗り越えてこそなのでしょうね。


―――今は、どんなトレーニングをしていますか?

あべマネ: 毎日、皇居の周りを走っています。皇居は1周5キロなので、2周すれば10キロになります。朝出勤後、ランチの仕込みなどを終えてからお店を抜け、2時間くらい走ってランチタイム前には戻ってきます。体力的にはかなりつらいみたいで、今度のフルマラソンが終わったらもう走らないと言っています。皇居を走っているランナーのなかで、いちばんつらそうに走っているのでは? 目線はいつも斜め45度上。つらいです。もう走りたくないです。


―――えっ?! 走りたくない?

あべマネ: いえ。豆乳くんがそう言っていました。

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▲練習後の豆乳くん?


―――豆乳くんと人間が走るのは、どのくらい違うのですか?

あべマネ: タイムでいうと、2割増しくらいではないでしょうか? 呼吸がつらいみたいですね。重さはあまり感じないのですが、走ると顔が揺れるみたいで、顔を押さえて走っています。腕が振れないハンデもありますね。


―――フルマラソンを完走したことはありませんよね。引退してしまうのではないか? また、引退するつもりでなないかと心配しているファンの方もいるようですが……

あべマネ: そのような声も聞いていますが、豆乳くんも私も完走できると思っています。できないと思ってチャレンジするということはありませんから。完走する自信はあります。


―――引退は少しも考えていないのでしょうか?

あべマネ: 全く考えていません。新しいデザインの豆乳くんグッズをたくさん作ってしまったので、それを売り切らないと赤字になってしまいます。また、今後もぬいぐるみを500個作る予定があり、今辞めるとすごい数の在庫を抱えることになりますから。でも、もしも、万が一、豆乳くんが引退することになってもグッズは「issa」で販売しますので、みなさん買いにきてくださいね。


―――あべマネージャー、ありがとうございました! 

完走して、豆乳くんのグッズを買いに来ていただきたいですね。
それにしても、豆乳くんのことを自分のことのように語るあべさんの姿は、タレントとマネージャーは一心同体ならぬ、キャラとマネージャーは一心同体。まさにそれを体現しているかのようでした。

それはそうと、豆乳くんはどこに行ってしまったのでしょうか? ただ今、あべマネージャーが捜索中。早く見つかるといいのですが……続きは後編をご覧ください!


【ちょうせい豆乳くん 】
本名トリンドルたかし。
日本豆乳協会公式マスコットキャラクター。
豆乳をPRする活動をしつつ、
現在は秋葉原のカフェ「issa」で皿洗いのバイトをしている。
ちょうせい豆乳くんTwitter
https://twitter.com/mamenitounyu
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